扉の開閉不良がありました。
バルコニー排水孔のキャップがありません。
樋の下側に雨垂れ跡がありました。
窓の下側に雨垂れ跡がありました。
サイディングに欠けがありました。
サイディングに欠けがありました。
サイディングに隙間がありました。
照明の点灯不良がありました。
クロスの破損がありました。
バルコニーの劣化がありました。
基礎のモルタル表面の毛細管現象です。
外壁に植物が繁殖していました。
ガス管の留め付け金具が錆びていました。
フローリングが陥没していました。
フローリングが陥没していました。
クロスが破損していました。
クロスが破損していました。
扉枠が破損していました。
バルコニーが劣化していました。
築30年ほどの中古一戸建て住宅診断の現場レポートです。
床下換気口周囲に発生した基礎のクラックです。
築30年以上経過している上、引張り力に対して耐力の弱い無筋コンクリート基礎のため、ほぼ全ての換気口周囲でクラックが発生してました。
こちらの配管は、基礎のコンクリートを打設した後に、基礎を破って配管孔を空けています。本来はコンクリートを打設する前に配管用の穴が空くように施工します。基礎の耐力の低下が懸念されます。
外壁のクラックです。1mm以上のクラックが至る所に発生していました。放っておくと雨水が浸入してくる可能性があります。
開口部周囲に発生したクラックです。開口部周囲はクラックが発生しやすい部位です。
外壁を手で触ると、白い粉が付きました。これはチョーキングと呼ばれ、塗膜の表面が経年劣化し、顔料が粉状に現れてくる現象です。
建物の裏側面は、広い範囲でツタに覆われていました。放っておくと外壁のクラックに入り込んで劣化を進める可能性があるので撤去が必要です。
柱の傾斜測定です。傾斜は誤差の範囲内でした。
壁の傾斜測定です。こちらはジャストです。
床の傾斜測定です。こちらも誤差の範囲内でした。
床下の状態です。断熱材が施工されていません。又、工事中に出た細かな木片が残っています。
床束の含水率測定です。21%と、若干高めに出ています。20%を超えるとカビや腐朽菌が発生しやすくなるので注意が必要です。
基礎の立ち上がり部分を壊して配管をし、壊した部分をコンクリートで塞いでいます。通常では考えられない工事です。残存物も放置されたままです。
小屋裏の状態です。床下同様、断熱材がありません。又、雲筋交いも設置されていませんでした。
軒桁の含水率測定です。こちらは正常な値でした。
築30年以上経過しており、現況は空家でメンテナンスも行われていなかったせいか、基礎や外壁には多くの劣化が見られました。施工精度の点では、基礎、床下や小屋裏などの箇所がやや粗い工事を行った印象を受けました。基礎はクラック数も多く、配管用の穴を破壊して空けている施工不良箇所があり、耐震性能が懸念されます。耐震性の向上のためにも、早めの補修をするべきでしょう。外壁も雨水の侵入を防ぐために、ツタを撤去し、クラックの補修が必要です。又、床下と小屋裏には断熱材がないため、快適に過ごすためには断熱材の設置が必要です。今後永く暮らしていくためには、適切な補修と定期的な点検、メンテナンスが必須でしょう。
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