既存図面が残っていない物件の図面復元を行う際、建物の基本情報として間取り図を参考にさせていただく事がありますが、調査を進めると間取り図と現況建物に少々違いがある場合が見られます。特に多いのは建具関係です。引き戸が開き戸になっている個所や、開き戸の左右開き方向が違う、開口部がある位置に開口部がない、などの違いがよくあります。現地調査では間取り図の基本情報を抑えつつ、現況との相違点に注意しながら調査を行う必要があります。とは言え、不動産情報としては間取り図があれば即座に概ねの部屋配置を把握できるので便利なものです。既存図面が無い物件には、間取り図に加えて正確な復元図を付けることで販売の付加価値が向上し、その結果顧客満足度も高まるでしょう。それではまた次回に続きます。
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